やばい

言語化能力が皆無です。

 

悔しい、苦しい、楽しい、嬉しい、こんな単純な言葉しか持ち合わせていないから自分の気持ちが表現できません。というかこういうほとんどの感情は、「やばい」で簡潔に表現します。(やばい)

 

どうしてこんなに苦しいのか、なぜこんなに楽しいのか、漠然としたばかみたいに大きい感情は確かに感じているはずなのに、それを言葉で説明することができないんです。

 

それと、その時に感じた気持ちや思いを自分の中に言葉として残しておけないから、どんなに苦しいことでも楽しいことでもすぐに忘れてしまうのです。

 

星野源さんが紡ぐ言葉に確かに何度も救われているのに、具体的にここがこう!とかあそこの部分がどう!とか具体的には話せなくて。話したくて話してもしっくりこなくて。自分が惨めになって言語化するのをやめるんです。

 

でもしっかり毎日が苦しくて。その度に源さんの言葉に背中を支えられ、輪郭のない、ほかほかとした、ふわ〜っとした思いを抱えて明日を待つんです。

 

かつて、自身の言語化能力を鍛えるためにエッセイを書き始めたという源さんのお話は有名で。

 

あんなにも豊かでおもしろい言葉たちを生む人が実践した方法なら、チャレンジする価値はあると思うんです。

 

そしたらやってみようという1発目。

 

自分の言語化能力の無さに絶望する日々が少しでも短くなることを目指して。

 

夢は「やばい」にさよならすること。